データエンジニアはPythonを習得しよう

データエンジニアがPythonを習得しておくと良いのは、データエンジニアの仕事内容を考えてみると理解しやすいといえます。データエンジニアの仕事は、大量のデータを分析する環境を設計し、開発することが一つとして挙げられます。
また、その使用環境を維持するための運用やメンテナンスの仕事もあります。そして、データサイエンティストやデータアナリストが分析しやすいよう、データベースのフレームワークを構築することも、データエンジニアの大事な仕事です。

データベースに関係する他のエンジニアと連携していく点でキーになるのが、Pythonです。データベースの構築の際には、RDBやSQLなどを用いて必要なデータを取り出せるようにする必要がありますが、データサイエンティストやデータアナリストは、Pythonなど、統計を考慮に入れた科学計算が行えるプログラミング言語を使用しています。

そうした背景があることを考えないと、データを使って仕事をする人の手間が増えたり、仕事がしづらくなるかもしれません。そのほか、JavaやR言語もよく使われるので、それらの言語の知識を持っておくと役立つことでしょう。

データエンジニアは、人工知能の開発に必要な機械学習を支える縁の下の力持ちといえる存在です。機械学習のアルゴリズムや統計の知識となると習得に時間がかかりますが、Pythonは比較的わかりやすくシンプルなプログラミング言語なので、マスターするまでの時間も短くて済みます。
データサイエンティストやデータアナリストの業務フローを知る意味でもPythonを学んでおくと良いでしょう。